2019年6月28日金曜日

USERFEST – Meet-up in Fukuoka 2019!

日本で初めてのUSERFESTが、いよいよ来週火曜日の開催となりました。ちょうどよい機会ですので、今回のブログではどうしてこのイベントが開催されるのかについてご紹介したいと思います。

この10年間で、日本のBIMユーザー数は飛躍的に増加しました。少数の熱心なユーザーによる使用から始まり、現在では業界内で広く受け入れられるまでになってきています。また、10年前と比較すると、日本におけるARCHICADユーザー数は10倍以上に増えています。ARCHICADは紛れもなく日本の主要なBIMプラットフォームの一つになったと言えるでしょう!

この成長の実現には、ハンガリー本社の開発者が限界に挑み、製品を継続的に改善し続けてきたこと、また、高いパフォーマンスを必要とするBIMソフトウェアの要求に対して、ハードウェアメーカーが高速でリーズナブルな価格のマシンを提供してきたことが重要でした。しかし、同じくらい重要なのは、BIMが単なるソフトウェアではなく、新しい働き方であるという認識、そして新しいノウハウです。これまでグラフィソフトジャパンでは、ユーザーの皆さまに必要なトレーニング教材や素材などを提供することに最善を尽くしてきましたが、一方でユーザーの皆さまがただ受動的に待つだけではなく、必要な知識の習得のために自らグループを作り自発的に行動されてきたことが非常に重要でした。この数年でユーザーグループは力強い成長をしており、全国で11のグループができました(もうすぐ12になります)。次のステップとして、このグループ間での結びつきを作り、互いに知識を共有し学習し合える、より大きなプラットフォームができるのは自然なことです。インターネットを介したミーティングも当然重要ではありますが、ARCHICADユーザー同士が経験を共有し、新しいトリックを教え合う、古き良きface-to-faceのミーティングに勝るものはありません!

これが日本初のUSERFESTを開催する主な理由です。私たちは、真剣な学びと、リラックスした楽しい時間の両方でバランスの取れたイベントを作りたいと思っています。これを機にARCHICADの知識を向上させたいという方にはさまざまなことが学べるBIMclassesをご用意していますし、またはこれまでwebを通じてしかやり取りする機会のなかった、ユーザー仲間の皆さんとビール(もしくはコーヒー)片手に語り合いたい、という方ももちろん歓迎いたします。私たちはイベント、会場、トレーニングなどのフレームワークを提供いたしますが、最も重要なコンテンツであるディスカッションには、参加者が不可欠です!そしてそれがこのイベントを本当のフェスティバルにします!

今回のUSERFESTが新しい伝統の始まりとなり、毎年開催できるように願っています。在り方は変わっていくかもしれませんが、それはユーザーの皆さまが望む方向への進化になるとよいと思っています。今年は福岡での開催です。西日本はユーザーコミュニティが特に強い地域ではありますが、来年は別の場所になるかもしれません。まだわかりませんが、今後は海外のユーザーとの交流も生まれることもありえます。
しかし、それらを考える前に、今はフェスティバルを始めましょう!