2012年7月27日金曜日

目が赤くなる週

来週からは恐らく、目を赤くした社員が出始め、コーヒーの消費量が一気が上がり、それでも我慢しきれずに会議であくびをする、という光景を目にするでしょう。このおかしな現象は、2年前のサッカーワールドカップ期間中にも起こりました。その時は男性社員だけでしたが、今回はさらに広まるかもしれません...

そうです、オリンピックです!私はよく、どこの国のチームや選手を応援するのかと、聞かれることがあります。「もちろん日本です!」と答えるとびっくりする方もいらっしゃいます。私にとっては不思議なことではありません。現在までで合計14年間日本に住んでおり、ハンガリーを除いて最も長い期間、ここ日本で暮らしています。もちろん、日本を応援します!他にはないでしょう?私にとってはここが第二の故郷です。

難しいのは、もちろん日本のチームや選手がハンガリー人と対戦することになるときです。幸い、このケースはそれほど頻繁に起こりません。お互いに強い競技はかなり違います。例えば、最近ではハンガリーはカヤック・カヌー、フェンシング、水球、ハンドボールなどが強く、一方で日本は柔道、レスリング、女子サッカー、体操などが強いと思います。これらの競技では、戦っても勝負にならないということになります。しかし、接戦となるポイントもあります。最も興味深いのは水泳平泳ぎの北島選手とダニエル・ギュルタ選手の壮絶な戦いです。

私は北島選手の3度目の五輪への意志の強さと体力を称賛します。私の年のせいかもしれませんが、普段は若い新人より、「年をとった」アスリートが王座を死守したり、カムバックを遂げる(数週間前のフェデラーのように)のが好きです。しかし、この場合だけは...許してください、若いギュルタを応援します。しかし、最も重要なこと(これは皆さん同意してもらえると思いますが)は、「第三の男」が金メダルをとって笑うことがあってはならないということです。

それではゲームを始めましょう!

2012年7月2日月曜日

アジアに対する取り組み

先日、上海で開催されたGRAPHISOFTアジアパートナーカンファレンスに参加してきました。これは毎年行われているアジアの販売店向けのイベントであり、日本からは3人のスタッフを連れて行きました。少し多すぎると思われるかもしれません。参加の目的は、支社の同僚やアジアのパートナーにコンタクトし、お互いの経験を共有し合うことでした。日本からはどのようなことに苦戦し、成功してきたかという経験を共有し、また、先日リリースされたArchiCAD BIMガイドラインや、日本用に開発されたアドオンツール(かなり興味を持たれました)についてのプレゼンテーションをしてきました。しかし、今回の一番重要なポイントは、日本企業が盛んに海外進出しており、ビジネスチャンスが生みだされているということをアジアのパートナーに伝えることでした。私たちのポイントをより明確に伝えるために、日本のゼネコンからゲストスピーカーをお招きし、アジア諸国での取り組みと要件について講演して頂きました。

グラフィソフトのアジアチーム
アジアの新興については今さら言うまでもないでしょう。世界経済におけるアジア諸国の役割は急速に成長しており、何世紀にもわたる経済的、政治的な弱さを経て、正式にその役割を担うこととなっています。これは中国とインドだけの話ではなく、実質的に巨大なアジア大陸の全ての国が含まれます。この発展は欧州、米国、日本のような先進国の援助によって起きているのではなく、正真正銘の「アジアの台頭」であり、世界中のあらゆる地域に利益をもたらしています。したがって、近年の日本の建設会社における、東南アジアの活発な活動についても不思議ではありません。建設業界では国内での成長の機会は限られており、アジアにおけるビジネスはますます重要になっています。最近ではゼネコンだけではなく、設計事務所からも中国や東南アジアへの注目が高まっています。日本の建築デザインは高い評判を得ており、引っ張りだこになっています。多くの企業が現地の支社を設立、または拡大しており、当然ながら、こういったオフィスではBIMを含む最新の技術を整備したいと考えています。

最も簡単で合理的な選択肢は、国内で使用しているのと同じBIMシステムを海外でも運用することでしょう。しかし、弊社の日本での製品サポートと同じレベルを提供できなければ、海外での運用は難しいと通告されました。これをパートナーだけで行うのは非常に難しく、香港やシンガポールなどの重要なビジネスのハブとなる地域での強い存在感なしには実現し得ないと認識しています。幸いなことに、既に昨年からGRAPHISOFTは、アジアへの多大な投資を開始しています。至るところに支社を設立しています。香港と北京オフィスは既に設立され、現在、シンガポールオフィスが設立中であり、また、近い将来上海、重慶、インドのオフィスも設立する予定です。当然のことながら、私たちも自分自身のためにアジアに向かっています。アジアはGRAPHISOFTにとって大きなチャンスですが、この動きによって日本のBIMも前進することを願っています。この見方で言えば、今年のカンファレンスで私たちグラフィソフトジャパンが強い存在を示したのはより分かりやすいのではないでしょうか。グローバル化したお客様と仕事をするには、中国やアジアの現地のスタッフの採用、そして支社とより一層協力を深める必要があるでしょう。私はグラフィソフトジャパンの代表として、また、グローバルなGRAPHISOFTの経営陣のメンバーとして、この実現に力を尽くすことをお約束します。