2014年8月20日水曜日

30歳、おめでとう!

30歳は、人生で最高の時期でしょう。若さにあふれていて(中にはもう若くないと感じている人もいるかもしれませんが)、豊富な人生経験があり、自分の仕事にも自信を持ち始める時期です。すでにフルタイムで仕事をしているでしょうから、会社や家庭に利益をもたらす一方で、これからも新しいことを学び、スキルを磨いていかなくてはなりません。

ArchiCADは今年30歳になりました。 誕生日パーティーの時にはフォトアルバムを見るのがおすすめです。さっそく見てみましょう!

古い写真を見ると、幼い時からすでにその人の特徴が現れています。ソフトウェアだって同じです。ArchiCAD 1.0を起動すれば、現在の成長したBIM製品がもつすべての要素が、当時すでに備わっていたことがわかります。 2D、3Dの整合性があり、数量一覧表まであります。もちろんシンプルで基礎的なものですが。まるで赤ん坊のようですね…。


さて、ArchiCAD 5.0を見てみましょう(当時ArchiCADは13歳でした)。日本のお客様の要望を考慮して作られた初めてのバージョンです。思春期の少年のように、その気になれば重要な仕事に取り組む能力もありました。彼はこの時あることを達成しました。柱ツールの実装です。社会に完全に認められたと感じたことでしょう。落ち着きなさい若者よ、まだまだたくさん学ぶことがある…!


22歳の時には、人が成人するのと似たようなことがありました。バージョン10の時、レイアウトがモデリングと統一されたのです。(PlotMakerを覚えている人はいるでしょうか?)これでArchiCADは今私たちが知っているかたちになりました。あれは本当に卒業式のようでした…。個人的に、当時プロダクトマネジメント担当副社長として、このバージョンの誕生に貢献できたことをとても誇りに思っています。


社会人になってから最初の、本当に大きな成果があったのは25歳の時でした。ArchiCAD 13でチームワーク2.0とBIMサーバーが実装されたのです。現在のArchiCADについて最も知られているものでしょう。これは、私が日本に戻ってきた年だったので、特に思い入れがあります。


17という数字は私にとってラッキーナンバーだと思っているのですが、ArchiCAD 17は期待どおりでした…。私たちが“これまでで最も日本的なArchiCAD”と呼んでいた通り、期待を裏切らないものでした。私の信念である、「もし素晴らしい売上実績を達成したければ、まず素晴らしい製品からはじめる」ことを確信しました。私たちはArchiCAD17が建築のドキュメンテーション作成方法に、新しいワークフローを提供することを望んでいましたが、結果としてメッセージは積極的に伝わったようです。今年私たちは前例のない活況を経験しています。新規のお客様にはBIMを始めていただき、既にArchiCADをお使いのお客様には、より多く活用の機会を広げていただいています。


今30歳になり、バージョンは18になりました。次は何でしょう?あなたが30歳の時、きっとこう思ったでしょう。創意工夫を凝らした一手を打ったとして、一夜で世界が変わることなどありえない、と。代わりに勤勉に働くことの大切さを知ったはずです。同様に、今後の開発において気に留めておくことがあります。世界中の何十万もの建築家が、日々の業務で私たちの製品を信頼して使用していること、そして私たちが製品に対して行うすべての変更が、彼らがこれまで作成したデータ、これから作成するデータにどのように影響するかを熟慮しなくてはならないということです。

私たちの究極の目標はArchiCADを目に見えないものにすることです…。建築家とデザインの間に立つものではなく、素晴らしいクリエイティブな経験を、中断することなく楽しむために自由に使えるものにしたいのです。そのための道を、ArchiCAD 18 はまた1歩踏み出し、よりよいプレゼンテーション、よりコントロールされたドキュメンテーションのための新しいツールを提供します。一方でデザイン業務はより双方向的、効率的になります。

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もっとお知りになりたければ(ArchiCADが1歳の時どんな見た目だったかも含めて)、ぜひ新製品発表会へお越しください。9月2日(火)に東京会場、9月5日(金)に大阪会場で開催します。

新製品発表会の詳細はこちら http://www.graphisoft.co.jp/event/bim_seminar/2014/archicad18_conference.html

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