2015年4月24日金曜日

ポルトガルの味

リスボンは、ヨーロッパで私が好きな街の一つです。それは私が妻と休暇を過ごしたことがあるから、ということもありますが、それを抜きにしてもこの街が魅力的であることには違いありません。ですので、今年のパートナーカンファレンスの開催地としてリスボンが選ばれたと聞いたときはとても嬉しく思いました。

今回、これまでになく多くのGRAPHISOFTパートナー、および販売代理店が集まりました。これは当然のことで、それほど2014年はすべてにおいて記録破りの年だったのです。売上、販売数、保守契約数などで素晴らしい記録を残しました。私が非常に誇りに思うのは、円安だったにも関わらず、ドイツや米国などのトップパフォーマーの中、日本が第3位に位置していたことです。さらに重要なことは、最も急成長している国々の中でも、英国、シンガポールに続いて第3位だったことです。


メイン会場の大会議室


2日間のカンファレンスの最初の朝には、恒例のGRAPHISOFT HQのプレゼンテーションがありました。まずは私たちのCEO、Viktor Varkonyi から昨年の結果についての発表がありました(この中で日本について何度も言及されたことをとても誇りに思います!)。そして、発表内容は今後のことに移っていきます。特に関心の高いトピックとして、私たちの新しいCIがありました。もうすぐ皆さんにも新しい名刺をお渡しできますので楽しみにしていてください!Varkonyiのスピーチの後は、毎回最も期待されているプレゼンテーションです。プロダクトマネジメントディレクターのPeter Temesvariからコンセプトが、そして私たちの“スタープレゼンター”Tibor Szolnokiより、実演で、ArchiCAD 19 が発表されました!まだ多くは明らかにできませんが、1つお伝えできることは、「最も速い」という言葉を何度も聞いたことです。最後にマーケティング担当副社長のAkos Pfemeterより新バージョンの販促材料についてのプレゼンテーションがありました。1つ確実に言えることは、マーケティング部門はAC19のプロモーションビデオをすごく楽しんで準備しただろうということです…!


あるユーザーによるOPEN BIMの解釈をスケッチ化したもの

これも恒例のことですが、チームビルディング、レクリエーションとして毎回スポーツイベントが行われます。この伝統は2012年のバルセロナで始まりました。カンプ・ノウでサッカーをプレーしたのです。その後、2013年、2014年のブダペストでは水球とバスケットボールが行われました。では、リスボンでは何をするのか?皆が気になっていました。答えは街の地理にありました。リスボンはテージョ川の入り江に位置しているため、海に関する何かであることは当然でした。そう、今回はセーリングレガッタでした!GRAPHISOFTのパートナーの中には、多くの熱心な船員がいて、ほとんどすべてのヨットに経験者がいました。いつものように熾烈な競争でした…。

サンフランシスコ? いいえ、リスボンです。

私たちのボートは無残な遅さでした-順位は10チーム中7位でしたが、非常に楽しかったです。レガッタの後は、これもまた通例のガラディナーです。リスボンにある壮大な宮殿の一つで行われました。ポルトガルの素晴らしいディナーと地元の良質なワインをいただいていると、昨年のベストパフォーマンスパートナーへの受賞が始まりました。残念ながら私たちはホストであるため、子会社は受賞の対象外でしたが、台湾のパートナーであるaCADemic Designs社が2014年の素晴らしい成長により、Sales Excellence awardの1つを表彰されるのを見ることができて幸せでした。

aCADemic Designs社のチェン氏
VarkonyiとBojarと一緒に、受賞の喜びにあふれています。

また、この夜もう一つ幸せなことがありました。前田と神原、そして私はラッキーなことにGRAPHISOFTの会長そして創設者であるGabor Bojarと同じテーブルにつくことができたのです。Bojarは大勢のゲストと大規模なイベントを前に感動している様子で、GRAPHISOFTの黎明期について、いくつかの物語を語ってくれました。

Gabor Bojarの話に耳を傾ける前田と神原

コラボレーション。カンファレンス2日目のパートナーのプレゼンテーションやワークショップでよく聞く言葉でした。かつて語られた、設計、建設のために必要なソフトウェアを、オールマイティな会社1社が提供する、という神話はもはや維持することができなくなってきています。OPEN BIMの概念はこれまで以上に重要になってきたのです。

これはカンファレンスのプレゼンテーションでも示されており、セールスでの成功事例においても語られていました。デンマークのスター設計事務所BIG、英国の巨大建設会社Laing O'Rourkeなどに、どのようなワークフローを提案してきたのかが発表されていました。これは、私たちがArchiCADを販売する際、重要なことはより良いワークフローを構築できるかということであり、それは顧客が使用している既存のソフトウェアシステムとArchiCADをどのように結びつけていけるかということなのです。幸運なことに、私たちはこのような案件が得意です。また、GRAPHISOFT HQとサードパーティによる計り知れない努力により、より良いデータ接続を可能にするように注力しています。まだ詳細について話すのは時期尚早ですが、近いうちにこれらに関してもエキサイティングなニュースをお届けできることでしょう…。

全体的に、良い形で“GRAPHISOFT Family”を感じる、エネルギーとポジティブさにあふれた素晴らしいイベントでした。いつか東京での開催もできるでしょうか?
私はそうなるよう、確信をもって願っています。

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